勃起障害については、世間一般には未だよく知られていない、知識を持っている方が少ない、あるいはED治療薬に関していえば患者の方にも正しい知識がまだまだ足りないと考えられます。
さて、見出しのこの数字。
2005年の東京都の人口1257万6601人に匹敵するこの数字は、実は男性の性機能障害の一つ、ED(勃起不全)患者の推定人数を表しています。
具体的には上記のような症状が挙げられますが、現代ではこれらは高齢者ばかりでなく、中高年から若年層まで、幅広い年代の男性が抱えている悩みになっています。
その理由は、EDが何も体力的な問題だけで起こるわけではないからです。
EDの主な原因としては、心因的要因(機能性勃起障害)と機器的要因(器質性勃起障害)の2つが挙げられるという知識をお持ちの方はなかなかいませんが、それでも納得できる男性は多いのではないでしょうか。
心因的要因(機能性勃起障害)は、体や陰茎などの機能には異常のない常態で、心理的な要素から勃起しない場合を言います。
特に20~40代で多くの症例が見られます。
男性の性機能はとてもデリケートなため、若年層では特に心因的な要因がEDを発症するきっかけになっています。
この状態に共感できる男性は多いものの、EDの要因となることを知識として持っている方は多くありません。
もう一つが、機器的要因(器質性勃起障害)と言われるものです。
これは、体や陰茎に関する神経や血管などに異常がある場合を指していて、50代以上の人で多く見られます。
加齢、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病が要因となるという知識は年配の方ならお持ちでしょう。
このほかにも脳出血、パーキンソン病、アルツハイマー病などで神経に支障が出ている場合など、そのケースはさまざまです。
性的な刺激を受けたとき、脳からの信号が神経を伝わり、陰茎の血管を拡張させ、大量の血液を送り込むことで勃起は起こります。
糖尿病は、血管や神経の機能を阻害します。
そのため、勃起がしにくくなるのです。
また、たとえ生活習慣病を発症していなくても、メタボリックシンドロームや運動不足、暴飲暴食、喫煙、不眠などはEDの原因となることがあるというEDの基礎知識はお持ちになったほうがよさそうです。